寝台特急はやぶさの旅① ~券を購入する~

 

2009年3月のダイヤ改正で寝台特急はやぶさ・富士が廃止される、という噂を聞いたのは今年夏頃でした。

かつては毎晩、東京駅から西へ向かう寝台特急が何本も出発していました。それらは青い客車だったことから「ブルートレイン」として親しまれていました。しかし、この「はやぶさ・富士」の廃止によって、東京発のブルートレインは全て姿を消すこととなってしまいました。時代の速度についてゆくことができなかったのでしょう。ブルートレイン衰退の原因については、また後日改めて述べたいと思います。

私は今まで寝台列車に乗ったことはありませんでしたが、子どもの頃に読んだ列車の図鑑にたくさんの寝台特急が紹介されていて、それを読んでは思いを馳せていたものです。そして小学校の3年生ぐらいのときには、ついに自分で寝台特急をまとめた本を作ってしまったほどでした。といってもただの図鑑の丸写しでしたが、写真を見たりしながらちゃんと絵も描きましたよ。

そんな訳でいずれ寝台特急に乗ってみたいという思いは強かったのです。かつては新幹線の食堂車も利用してみたいと思っていたのですが、もともと私は東海道・山陽新幹線を利用することが全くなく、そうこうしているうちに新幹線の食堂車は姿を消してしまったので、今やかなわぬ夢となってしまいました。食堂車の時の反省からも、必ず寝台特急に乗ってみよう、中でも最もPopularだった東京発のに。と決めたのです。

 

とはいえ私はまだ高校生の身分で、しかもアルバイトもしていないのでお金がない。寝台特急ってお金がかかるんですよね。ただ幸いなことに、父も最後に乗っておきたいとのことだったので、この問題は早々に解決しました。言うまでもありませんが、家計からお金が出ることになったのです。ちなみに父は以前、寝台特急を利用したことがあるそうです。

今回廃止される2本の列車、はやぶさと富士は東京から門司までは併結して運転され、はやぶさは熊本へ、富士は大分へ向かいます。どちらの列車に乗ろうか迷いました。以前読んだ『モハようございます。』という本では富士の方が紹介されていましたが、熊本電鉄で活躍する元東急の青ガエル(と呼ばれる電車)にも乗りたいというのが決め手となり、はやぶさに乗ることにしました。

 

旅行日は1月中旬の週末に決めましたが、最大の難関は乗る列車を確保することでした。当時はまだ公式発表がありませんでしたが、鉄道ファンの中では廃止は相当有力な情報だったので、早くも券の確保が難しくなってきているのではないか、と私は考えました。

通常、指定席券(寝台券も)は乗車日の1ヶ月前の午前中から、みどりの窓口などで販売が始まります。しかしそれを待ってから買いに行っていては人気の列車の場合売り切れという可能性もあるので、1ヶ月以上前に旅行会社などにお願いしておいて、予約をとってもらうという方法をとりました、特にはやぶさでも人気が高いといわれるB寝台ソロ(一人用個室)を利用するつもりでいたので。私が地元の旅行代理店に片っ端から訊きに行ったところ、幸い1店だけ予約を受け付けてくれるところがあったので、なんとか券をとることができました。

今回はたまたまとれましたが、今後は廃止が近づくにつれて発売開始とともに売り切れ、というケースも十分考えられます。事実、今回お願いした代理店のかたも、B寝台ソロは予約が大変だったと仰(おっしゃ)っていました。

そういうわけで購入した券はこれ↓一人分です。阿蘇のあたりも見に行くことにしています。旅に行ってきたら、またここで報告しようと思っているのでお楽しみに。

JR券

PS:券を確保して数週間後の先日、ついにJRからはやぶさ・富士廃止の正式発表がありました。その日のNHKニュースウォッチ9では、はやぶさ・富士の特集が組まれ、八代亜紀さんが若き日の寝台特急にまつわる思い出を語っていました。

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