たまリバー50キロ

 

東京都と神奈川県を流域に持つ多摩川。その川岸のサイクリングロードは、ロードレーサーの練習場として、また近隣住民の散歩やジョギングコースとして広く利用されています。さらにその内、北側の河口から50㎞余の区間は「たまリバー50キロ」という愛称がついています。筆者は25日土曜日に、最寄の是政橋から河口まで自転車で往復してきました。3年前のリベンジのために…

3年前、筆者は同級生2人とともに自転車で多摩川河口を目指しました。筆者が途中でクラッシュし足に大きなすり傷をつくったものの、何とか河口へ辿り着くことができました。しかし復路、是政橋まで後少しのところで筆者の足が痙攣をおこし、歩いて帰って友人に迷惑を掛けたという苦い経験があります。しかも往路でつくったすり傷が治るまでその後1ヶ月近く病院に通うことになってしまいました。そんな3年前の記憶を辿りつつ、リベンジを果たそうと決心したのです。

2008年10月25日土曜日、予報より雲が多いものの雨の降る心配はほとんどなさそう、念のためレインコートを鞄にしまい、7:45頃出発しました。8:20頃是政橋に到着。以前は30分で到着した記憶があります。是政橋は道路幅拡張工事で隣にも大きな橋脚が姿を現していました。3年振りに走る道は風が心地よく、懐かしい気持ちに包まれました。以前にはなかった案内看板も出迎えてくれました。

是政橋

たまリバー50キロ案内図(是政)

3年前に足が痙攣した原因は判っていました。一つは塩分不足だったということ。その日、筆者は持参した麦茶しか飲んでいなかったのです。なので今回はスポーツドリンクを用意しました。それともう一つの原因は、自転車のタイヤの空気が抜け気味だったということ。今日は出発前に空気を入れてきたので対策は万全です。

やがて、川崎市側を走っていると国道246号線の新二子橋より少し上流の平瀬川合流点で、道は緩やかな坂を下ったあと直角に曲がっているところにでます。

ここは以前筆者がクラッシュした箇所です。下り坂で加速したまま急カーブに突入し、内側に傾斜したらそのまま滑ってしまったのです。起き上がると、右足の内側の膝に直径2㎝、親指の付け根には1㎝のすり傷ができていました。自転車のペダルによる傷でしたが、スニーカーを貫通していたので、もしそのときサンダルだったらと思おうとぞっとします。すぐにどこからともなくハエが寄ってきました。まだ残暑が残っていた時期だったからでしょうか。恐るべしと思いながら取り合えずティッシュと絆創膏で手当てをして旅を進めたのでした。自転車にもATS-Pが搭載してあればなあなんていう冗談も、最初の内は言えませんでした。そんな直角に曲がっている地点も、速度を落としながらゆっくりと通過しました。また、新たに真っ直ぐ橋を渡るルートも出来ていました。

速度落とせ!! SLOW DOWN

新しくできた橋

 

産業道路も越え、目的の海までもう少しというところで新たな発見がありました。東海道貨物線の地下トンネルです。川崎市側の川岸にコンクリートの壁があり、そこの土地占用証明書のようなものを読んだら判りました(しかもなぜか「京葉線」になっている)。陸のほうも線路が埋まっているところだけ公園や駐車場になっているのですぐに判りました。

占用許可証?

この下に鉄道トンネルが…

住宅のないところに線路がある模様

 

サイクリングロードは河口手前で終わっていて、あとは国道409号を東へ進みます。この辺りまで来ると住宅街は途絶え、工業地帯が一面に広がっています。日本の産業を支える大事なところです。土曜日にもかかわらず稼動しているようでした。少々空気が悪いのですが、3年前に来たときよりあまり感じませんでした。途中の運河に掛かる橋は勾配がきついものの「京浜運河なめんなぁ!!」と山本高広風に少し精神が壊れつつ乗り切りました。

「もうそろそろフェリーターミナルの入り口があるはずなのに…??」どうも以前と様子がおかしいのです。3年前の折り返し地点である「マリンエキスプレス川崎ターミナル」が見当たらないのです。そのときまだもう少し奥まで行けそうだったので今回は更に奥を目指すつもりでいたので、特別問題はないのですが…

※帰宅後ネットで調べたところ、フェリーターミナルは川崎~宮崎航路と伴に廃止にされたそうです。前には無かったような高い建物があったので、恐らくあれがターミナルがあった場所なのでしょう。3年前一緒に旅した友人のうちの一人は、宮崎からの帰りここに降り立ったことがあるそうなので、更に身近に感じられ本当に残念に思います。

とうとうフェリーターミナルが見つからないまま一番東の「川崎区市民健康の森 海風の森」に到着しました。本当は首都高速の浮島ジャンクションが一番東なのですが、当然自動車でないと立ち入れないので(ry w

「海風の森」入口

公園からの眺め

公園に入るとまず釣り人が数名いました。よく見ると釣り場が設けられています。釣り場以外の釣り禁止区域で釣ってるかたも多数見かけましたが…。また羽田空港に着陸する飛行機が間近で見られるので、航空機ファンも数名見かけました。海が一面(ではなく半面ぐらいw)に広がり、とても穏やかな雰囲気が辺りを包んでいました。遠くには東京タワーをはじめ、東京の高層ビル群を微かにみることができました。

航空機ウォッチには最適

微かに見える東京の街

園内には他に川崎市水準点(標高1.99mの位置)や、3基の風車がありました。風車の下には今どのぐらいの電気を発電しているかの表示もありました。この日はそれほど穏やかでもなかったのに風車はほとんどまわっていなかったので普段ちゃんと発電できているのか心配です。ここへはJR川崎駅から川崎市と臨港バス共同運行のバスが頻繁にあるようなので、それほど不便ではなさそうです。帰りには公園から程近い浮島バスターミナルも覗いてきました。

川崎市水準点

風車と航空機

風車の説明

臨港バス

浮島バスターミナル (利用客はほとんどいなかった)

 

丁度13時を過ぎ、お腹も空いてきていたので食事を摂ることにしました。入ったのは殿町にある「レストラン ムラカミ」。行きに偶然発見しました。周囲に他に店らしきものはなく、外見から本当に営業しているのかと疑ってしまいたくなりましたが興味本位で入ってみました。

そのお店はおばさんとその娘もしくは嫁さんで切り盛りしているようで、丁度常連客らしき中年男性数名とおばさんが話をしているところでした。店内は2、30年前から時間が止まってしまったような懐かしい雰囲気。客は他にオムレツ(オムライス)を食べている男性が1名でしたが、筆者が入って間もなく出て行きました。入り口に貼ってあった越後産の茶そばを注文し、読売新聞の朝刊に目を通すと、ラリージャパンの記事が目に留まりました。でてきた茶そばは思っていたよりもボリュームがあり、冷奴もついていて満足しました。きっと近隣の工場労働者向けのお店なのでしょうね。会計で5千円札を出しても感じがよく、おまけにコーヒーサービス券をくれました。もう来ることはないでしょうがw …とりあえず思い出にとって置こうと思います。このように企業努力もしていました。店を出たとき、ちょうど店の前を歩いていた2人組の若い男性が「この店やってんのかな?」…思わず彼らに教えたくなりました。そう思うのはやはり筆者だけではなかったようです。

レストラン ムラカミ

帰りは来た道を戻るわけですが、次第に足の筋肉が張ってくるのがわかります。「どうか攣(つ)りませんように。」と心の中で願いながらひたすら自転車をこぎ続けます。結局足が痙攣することはありませんでしたが、是政橋を過ぎて家へ向かう途中ぐらいから猛烈なケツの痛みに悩まされました。3年前はこんなことなかったのに…体重もそれほど増えてないに…帰宅まで痛みは続き、1日経った今でも少し痛いです。行きは所々鉄橋を撮影していたのもあって4時間強かかりましたが、帰りは3時間で無事帰ってこれました。ちなみに途中1㎞毎に時間を計ったら約4分、時速15㎞で走っていたことがわかりました。そのうち速度計も取り付けたいです(自転車買ってからずっと思ってますがw)。今回は怪我もせず、足も痙攣せず、何もかもが完璧で帰ってこられました。3年前の自分に勝ったような気がして満足しています。と同時に海への未練はもう一切ないしまたケツが痛くなるのでw、また同じ旅にでることはないと思います。今度は、たまリバー50キロを制覇しに上流へ行けたらいいなと思います。

小田急線と多摩川

もしこの記事を読んで多摩川のサイクリングロードに興味をもったかたがいれば多摩川サイクリングロード – Wikipediaに詳細な情報が載っていますので是非ご覧下さい。筆者がクラッシュした箇所の注意もちゃんと書いてありました(注意:筆者が記入したわけではありません笑)。

記事が長くなってしまうので、神奈川臨海鉄道を散策した話と鉄橋の写真とそこを走る列車の動画はまた別の記事で書こうと思います。こちらもお楽しみに。w

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